メー ルマガジン「ベトナム株情報」 
VOL.
184
2012.7.3


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CONTENTS
 
01. ペトロベトナム建設、第1クアンチャック火力発電所建設で住友グループと交渉
02. 週間☆アクセス数上位ランキング!
    
特集2012年6月25日~2012年7月1日)
03. 噂のうわさ話
    イントレスコ不動産(ITC
04. サイゴン・街角風景  
   「
遊園地でBBQ
  
 01.   ペトロベトナム建設、第1クアンチャック火力発電所建設で住友グループと交渉

 
ペトロベトナム建設[PVX]日本の住友グループと、第1クアンチャック火力発電所建設プロジェクトに向けての
交渉を進めていると発表した。28日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。

  今回の交渉が成功した場合、住友は同プロジェクトへの資金融資を行うほか、

発電所向け機械設備パッケージを提供する。

  同発電所は北中部クアンビン省クアンチャック郡クアンドン村でのクアンチャック発電センタープロジェクトの一部で、

着工時期は2013年初頭、稼動開始時期は2015年の予定。総出力は1200MW(発電機2基)、年間発電量は85億kWh、
投資総額は12億ドル(約960億円)。

  なお、政府首相は28日、PVXとベトナム機械組立総公社(リラマ)を同プロジェクトのEPC(設計・調達・建設)
請負企業に選定することに同意した。


 
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 02.   週間☆アクセス数上位ランキング! 
    (2012年6月25日~2012年7月1日)

このコーナーでは、前週のベトナム株情報(www.viet-kabu.com)の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 
サコムバンク証券、上場廃止の可能性も
[2012/06/29 11:56 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/120628082505.html
 

  サコムバンク証券[SBS]の財務状況及び今後の経営方針に関して、
同社のキェウ・ヒュー・ズン取締役会長は、記者とのインタビューで
次のように語った。28日付カフェエフ紙が報じた。

記者) 現在のSBSの状況をお聞かせください。

ズン氏) 当社の財務状況をより正確に把握するために、今まで
依頼していた会計監査法人ではなく、別のに監査法人に当社の
財務査定を依頼しました。赤字をもたらした原因を把握した上で、
次の経営戦略を決定する方針です。また、投資家の資金を適切に
管理するために、人材配置を含めた構造改革を実施し、毎日の
事業監査も厳格に行っております。しかし、財務状況が
改善する見込みがない場合には上場廃止の可能性も否定できません。

記者) 非常に厳しい状況に陥っているSBSに対して大口株主は
どのような支援を行っていますか?

ズン氏) 2011年9月ごろ、当社は大口株主のサコムバンク[STB]向けに
8000億ドン(約30億6500万円)の転換社債を発行しました。今、これが当社の
会社運営を支える唯一の原資です。これは将来的に株式に転換される予定ですが、

金融機関(STB)は一般企業(SBS)の資本金の11%以上を保有してはいけないと
定められているため、実際に社債を株式転換できるかどうかはベトナム国家銀行
(中央銀行)の判断次第です。株式化出来ない場合には、STBに8000億ドンを
償還(返済)しなければならないことになります。

記者) では、8000億ドンのうち、現在いくら残っていますか?

ズン氏) 約6000億ドン(約22億9900万円)です。これを預金で運用し、
定期預金による受取利息で会社の活動を維持しています。

記者) SBSの自己資本は完全になくなったということですか?

ズン氏)基本的にはそう言わざるを得ません。当社は証券投資や
証券仲介などの業務で、数千億ドンに上る負債を抱えています。
債権者らに資金を返済するために自社の債権の回収にも努めています。


2 位 
ソンダグループのソンダ都市投資開発への出資拡大に疑問の声
[2012/06/26 14:18 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/120626013550.html
  
   一般の国営グループ・総公社の本業以外への投資に対する規制が強まる中、
ソンダグループ及び同グループの子会社がソンダ都市投資開発[SJS]への
出資を強化した。ことを疑問視する声が挙がっている。26日付ベトストックが報じた。

  ソンダグループは現在、SJSの株式36.3%を保有している。同グループではSJSへの
出資を拡大することで、SJSの株式保有率(合計)を38.3%から43%以上まで引き上げた。

  SJSに出資しているソンダグループの代表的な子会社は、◇第5ソンダ建設[SD5]
(SJS株式保有率2.1%)、◇第6ソンダ建設[SD6](同1.5%)、◇第10ソンダ建設[SDT](同1.25%)、
ベトイ鉄鋼[VIS](同2.0%)など。

  これを受けて、政府首相は同グループに対して、一般工事、工業・交通建設、
発電などのコア事業に集中し、非コア事業からの撤退に向けたロードマップを
作成するよう要求した。

  その他、建設省は財政省に対して、仏Natixis銀行に債務返済させるべくソンダグループへ
資金を融資する案を提出した。なお、同グループはNatixis銀行に対する債務のほか、
北欧投資銀行(NIB)に対する債務:約600億ドン(約2億3000万円)を今年中に返済しなければならない。
 

 
 
3 位  カンボジア、外資系縫製企業2社が今年末に新規株式公開(IPO)実施
[2012/06/30 13:34 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/cambodia/120630013106.html
 
 プノンペン証券はこのたび、縫製分野で活動している外資系企業2社の
QMI International社とTY Fashion社が今年末に新規株式公開(IPO)を
実施する予定と発表した。29日付ベトストックが報じた。

  プノンペン証券のStephen Hsu社長は、IPO向け書類準備がほぼ完了しており、
7月にカンボジア証券委員会(SECC)に提出するとコメントした。


 
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03. 噂のうわさ話
 
※くれぐれもお取り扱いにご注意ください!!
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか?
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。


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ベトナム現地投資家のうわさ話・イントレスコ不動産(ITC)

(2012年6月26日 発行ベトナム株通信 第1698号)
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イントレスコ不動産(ITC)

   ITCは2件の不動産プロジェクトを展開している。
・ロントイ住宅区(ホーチミン市ニャベー郡)
・イントレスコ・フーニュアン・マンション(ホーチミン市フーニュアン区)

ロントイプロジェクトでは敷地面積の95%は立ち退き補償が完了し、
インフラ整備を行っているが、同社がまだ当局に土地使用権税を
納付していないため、用地を売却出来ない状況である。

2009年以前、土地使用税は不動産プロジェクトの所在する省・直轄市の
人民委員会が毎年発表する地価に基づいて算出されていたが、政令第69号が
2009年に施行され、土地使用税は時価に基づいて算出するものと定められた。

問題なのは時価が当局が発表する地価を大きく上回り、したがって、時価に基づく
土地使用税も当局が発表する地価に基づく土地使用税を大きく上回ることである。
時価の確定もまたもう一つのの問題で、納付税金の算出方法を巡る争いが続いており、
納付金額が過度に多額であるとか時価確定手続きが煩雑であるとかでITCを
含む多くの不動産会社はなかなか土地使用税を納付出来ない状況である。

ITCはロントイ住宅区プロジェクトにおける土地販売価格を約700万~800万ドン
(約2万6700~3万円)と予定している。これは、ホーチミン市の不動産市場では
かなりリーズナブルな販売価格であるが、この価格が土地使用税を含んだものか、
まだ含んでいないものかは明らかにされていない。

ホーチミン市の最も奇麗な新都市と言われる7区フーミーフン新都市の住民は、
台湾の投資主体が土地使用税を納付しなかったため、使用税を自分で
納付しなければならず、1戸の納付金額が最低でも10億ドン(約383万円)に
上ったことは市民の記憶にも新しい。

このため、物件購入希望者にとって「投資主体が土地使用税を納付したか
納付していないか」は購入決定に非常に大きな影響を与える要素になっている。

イントレスコ・フーニュアン・マンションは市内の立地条件がかなり良い場所に
位置するが、マンションの品質や投資主体の物件売却後の建物管理に
対する批判が頻発しており、購入希望者がいないため、建設が一時的に
中止されている。

第1四半期はチャンフーホア会社への出資分を売却し200億ドン(約7600万円)の
株式売却益を獲得したことで税引後利益が35億ドン(約1300万円)になったが、
第2四半期には赤字を計上する可能性が高い。第2四半期にハイアウコンクリート会社の
株式を売却し▲82億ドン(約▲3100万円)の株式売却損を計上したことが影響するためである。

2012年業績見通し

・売上高:986億ドン(約3億7600万円、前年比▲41%減)
・税引後利益:▲237億ドン(約▲9000万円)

株価純資産倍率(PBR)は0.4倍とかなり割安な水準にあるが、2012年は
赤字になる見通しであることを考慮すれば、この銘柄に資金を投入すべきではないだろう。



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2012年3月現在、本支店・出張所166ヶ所を有し、国内全域に営業網を展開。
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04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「遊園地でBBQ」
です。

ホーチミン市で最も歴史のある由緒正しき某遊園地へ行ったときのこと。
 
ちょっとみてよあれ!!
友人視線の先は、コチラ。
 
小さくてよくわかりませんね。
 
ちょっと部分拡大してお見せしましょう。
 
見えますか?
お箸を持って明らかに焼き加減をチェックしています。
そして、もうもうと涌き出る煙。
 
これはまさかの・・そうバーベキュー!

で、右端のおばちゃんにもご注目。
 
ガスコンロを抱えています。
この画像だけみるとサングラスをしているせいで怪しさ満点。
まるで防犯カメラに映った万引犯のようにも見えなくないですが・・うう遠地
 
よく見るとベトナム人がよく氷をストックしておく発泡スチロールの箱もあり
ここまで大掛かりな準備をするということは、バイクできたようにも見えません。
 
この公園、どこにもクーラーがないので数時間いるだけでかなりバテます。
お金持ち=冷房の効いた快適で優雅な場所に行きそうですが、
ベトナムのお金持ちは結構庶民的なところがあるようです。
 
それよりも、遊園地内で自前バーベキュー!というのが物凄く衝撃で
改めてベトナム人の発想の広さと奔放さに恐れ入った次第です・・
(photo by ongbatman

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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。

今後とも、「ベ トナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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